プリペイドSIM

一日1ユーロ程度でネットが電話が使い放題

生活の必需品となったスマホ。いまや海外旅行でも、いや海外旅行だからこそネット接続は欠かせませんね。モバイル通信のためにルーターをレンタルする人も多いでしょうが、フィンランドで必要かあ? というのが正直な感想です。
というのは、フィンランドでは無料Wi-Fiを使える場所が多いため。ホテルはもちろん、空港、喫茶店、図書館、屋外でも電波が飛んでいるので、たまにメールをチェックしたり、レストランを探す程度のネットサーフィンなら、公共Wi-Fiで十分です。

しかしセキュリティの問題から、あるいは四六時中つながっていなければ満足できないなら、プリペイドSIMを活用しましょう。ルーターレンタルが必要になるのは、「出発前に万全を期しておきたい」、「日本からの電話を受けるので現在のSIMを使いたい」といったケースに限られるでしょう。

スマホ・イメージ 

■プリペイドSIMカードは三社が販売

プリペイドSIMカードは、以下の三社が販売しています。

DNA
https://www.dna.fi/prepaid-english

Saunalahti
https://elisa.fi/kauppa/puheliittymat/prepaid

Telia
https://www.telia.fi/kauppa/liittymat/prepaid

各社の性能や値段に有意差はありません。また、各社とも用途別に数種類のSIMを販売していますが、詳細を記しても無駄な混乱を招くだけなので、あえて一つだけ書いておきます。
それはDNAのRajatonというものです。
定価は4.9ユーロですが、5ユーロ分のデポジットが含まれています。1日(24時間)の使用料金は0.89€で、4G回線と国内電話、SMSが無制限に使えます。フィンランドでの宿泊が5泊以下であれば、追加料金が発生することはありません。非常にお得。


DNA Rajaton

フィンランドでの滞在が6日以上になるとデポジットを使い果たしてしまいますが、心配無用。新たに買いなおせはいいだけです。購入済みのSIMに追加チャージもできますが、最低額が10ユーロなので買い替えたほうが得、かつ簡単なわけです。各種のSIMカードにはそれぞれ一長一短があるので、使い方によってはRajatonより有利なカードというものもあります。しかし、利用条件を厳密に検討しないと何がベストかは判断できないので、ここでは詳細な説明は省きます。いずれにせよ、せいぜい「10日で2ユーロの節約!」といった程度なので、ここは迷うことなくDNAのRajaton一択、日数が足りなければ買い替え、で間違いありません。

■SIMカードはキオスクで買う

プリペイドSIMカードはKioski(キオスク=コンビニのような店)で売っています。ヴァンター空港にもありますので、フィンランドに到着したらすぐ購入してもよいですね。DNA、 Prepaid、Rajaton,PleaseでOK。パスポートなどのID提示の必要はありません。SIMカードはnano/micro/標準サイズのいずれにも対応。ご使用のスマホの指定サイズに応じて切り取るようになっています。

なお、Simカード取り出しピンは持参しなければなりませんが、無くすと後々困るので、ゼムクリップ(ペーパークリップ)で代用してもいいですね。

 

DNA SIMカード