ヘルシンキ・トラム
早朝から深夜まで。ヘルシンキ市内を縦横に走るトラムは移動の足として便利なものですが、はて、どうやって乗るのか。どこから乗るのか。初めての街なら、戸惑うのも無理ないことですね。そこで一番わかりやすいトラム乗り場のご案内、乗り方を説明します。

 

トラム乗り場はどこにある

トラム乗り場

空港から電車かバスでヘルシンキ中央駅に着いた場合、まずはトラム乗り場がどこにあるかで迷うかもしれません。そこで、電車から降りたらとりあえず人の流れに沿って前進しましょう(写真上はP列車で来た場合)。外に出ると左手に駅舎が見えます。ここもそのまま前進し、中央駅の正面入り口を目指します。

 

少し進むと右手にバス停、その奥に中央郵便局があります。一方、電車を降りて駅構内を進むと正面入り口に突き当たります(写真上・右)。長距離路線の切符売り場、地下鉄に続くエスカレーターなどがあります。ここから外に出ると、堂々とした駅舎が目を引きます(写真下)。トラム乗り場はその前です。

 


路線を渡って全体像を見る

乗り方

トラム実際 

車内にはどこから入っても構いませんが、ドアはすぐに閉まるのが常です(写真上・右)。その場合、ドア中央にある丸いボタン(赤・青・緑があるが、どれでもよい)を押して自分で開けます。なお、キップは乗車前に買っておかなければなりません。

トラムのドアを開ける 

 降り方

現実的にはすべての停留所に停まります(まず間違いなく乗り降りする人がいる)が、仕組みとしては下車する停留所の手前で車内のSTOPボタンを押して意思表示するのが基本です。トラムが停まれば通常は自動的にドアが開きますが、ちょっとのんびりしていると閉まることもありますので、その場合は上記に準じ、開閉ボタンを押してください。

 路線

市内を縦横に走るトラムは観光の強い味方。そのルートは交通局のサイトで見ることができますが、路線図をインフォメーションセンターで入手しておくと便利。地図としての利用価値はありませんが、交通ルートは頻繁に変わるので、ガイドブック等で対応できない情報を得ることができます。 
トラムの運行時間は路線により、また曜日により異なりますが、おおむね午前6時から午後11時まで。午前2時くらいまで動いている路線もあります。一般的な旅行者視点だと「起きている時間はトラムも動いている」と考えていいでしょう。
乗り場には次のトラムが何分後に来るかを知らせる電光掲示板があり、おおまかな目安にはできますが、あと2分で来るはずのものがいきなり20分後になったりすることがあります。これはいったいなんなのでしょう?