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年間の気候

 寒暖のイメージ

寒暖のイメージ

自然現象ですから年によって変わりますが、ヘルシンキを中心とした南部での典型的な一年は以下のようなものです。

3月 maaliskuu
フィンランド雪春分を迎えるので暦の上では春。しかし降雪量が最も多いのが3月。年間最低気温を記録することあるので防寒対策は万全に。とはいえ、強烈な陽ざしに恵まれるとたとえ気温が6~7度でも、誇張ではなく暑いくらい。街ゆく人々に笑顔をもたらせます。明るいということはなんと素晴らしいのでしょう。
滑りやすくなっている道路には要注意。屋根に降り積もった雪が落ちてくることもあり、街歩きにも気が抜けません。

・日の出7時、日没19時くらい(月の平均、以下同)。

4月 huhtikuu
フィンランド雪解け雪解けが始まり、景色が怒涛の勢いで変化していきます。植物の生長速度が著しく、一日を境に花畑が出現するほど。注意深く観察していれば、3~4日の滞在でも、その違いには気づくでしょう。日照時間はさらに伸び、太陽の輝きにも力が加わってきます。市内の雪がほぼ消えてなくなる下旬以降、寒の戻りに見舞われながらも、ぼちぼち旅行シーズンを迎えます。
北部ラップランドでは月末まで余裕でスキーを楽しめます。

・日の出6時、日没20時半。

5月 toukokuu
フィンランド初夏新緑が芽吹き、さまざまな花が咲き乱れて春を謳歌できる季節の到来。年によっては中旬にして真夏のような暑さになることも。ラップランドでは日照時間が20時間を超えるようになるため気温の逆転現象が起き、ヘルシンキよりも暖かい日が目立つようになります。
白夜の前触れも感じることのできる春、というより初夏でしょうか。爽やかな空気を全身で味わえます。月末から学校は夏休みに入り、それにあわせて各地の観光施設も本格的な営業を始めます。

・日の出5時、日没22時。

6月 kesäkuu
サウナからダイブ日照時間はどんどん伸び、気温もぐんぐん上がっていきます。ラップランドでは完全な白夜が7月末まで続き、ヘルシンキでも日没後も真っ暗にはなりません。当月の最大イベントはいわゆる”夏至祭”。明るい夜の中、大きな焚火が醸し出す幻想的な雰囲気はぜひ体験したいもの。
夏至を過ぎるとファッション関係をはじめとして夏ものバーゲンセールが一斉に始まり、本年モデルが70%引き! なんてこともあります。新鮮な野菜類も出回り、夏の盛りを味わえるひとときです。
・日の出4時、日没23時。

7月 heinäkuu
フィンランド夏休み本格的な旅行シーズンの始まり。一日は長く、気温も高く、どこに行って何をしても、またはどこにも行かず何もしなくても、ただいるだけで気持ちのよい季節。多くのフィンランド人はこの時期に4週間の夏休みをとって郊外へあるいは海外へと出かけるため、へルシンキ市内は外国人あるいは地方から来た人々が主流となります。一般的には観光のベストシーズンといってよいでしょう。森に足を伸ばせばベリー摘みも楽しめます。

・日の出4時半、日没22時半。

8月 elokuu
フィンランド真夏音楽、スポーツ、伝統文化の紹介など、各地でさまざまなイベントが開催されます。ヘルシンキなら2週間にわたるヘルシンキウィーク、夜の芸術祭、無料ロックコンサートなど見ものが目白押し。天候も安定しており、10時過ぎまで明るいので、”北欧の夏”を堪能できます。快適な日々は月末まで続きますが、秋の足音が聞こえてくる時期。学校の新学期が8月中旬に始まるのもそのためですし、それにつれて観光地(たとえばムーミンワールド)も扉を閉めていきます。

・日の出5時半、日没21時半。

9月 syyskuu
秋の始まり年によっては中旬頃まで暖かい日が続くこともありますが、実質的には秋。最高気温で15~16度、朝晩は6~7度に下がるので上着は必携。ダウンジャケットを着用する人もちらほら。気団が入れ替わる時期なので雨の日も増え、外出にはちょっと躊躇することも。博物館や美術館、あるいはカフェめぐりなど、室内移動が無難かも。
一方、アクティブな人には森林も魅力。黄葉が始まり、さわやかなハイキングが楽しめるでしょう。キノコ狩りのハイシーズンでもあります。

・日の出6時半、日没19時半。

10月 lokakuu
フィンランドの秋便宜上、2か月を秋に分類しましたが、すでに冬の始まりといってもいいでしょう。月間平均気温は約6度。東京の1~2月相当で、月末には初雪を迎えることもあります。寒さに弱い人は完全武装で臨んでください。日照時間もグンと短くなり、お目覚めの頃に太陽が姿を現すことはなく、白夜とは別の意味で時間の感覚を失います。
ラップランドではぼちぼちオーロラ出現の確率が高まり、運が良ければ白銀と紅葉を舞台に踊る光の一群に出会えるでしょう。

・日の出7時、日没17時。


11月 marraskuu
冬の始まり本格的な冬に突入。気温は一気に下がっていき、太陽の輝きも力を失います。雪が積もるようになると、街の灯りを反射してそれなりに明るさを感じるのですが、それまでは薄暗い日々が続きます。
ラップランドでは同月末から1月中旬まで、太陽が地平線より顔を出さないカ―モス(極夜)の時期となります。精神的にも暗くなる季節ですが、月末から始まるクリスマス商戦に乗じて無理やり気分を高めて乗り切ります。

・日の出8時半、日没16時。


12月 joulukuu
クリスマス1年で最も暗い時期ですが、実際にも比ゆ的にも灯りがともされるシーズン。旧暦の冬至に行なわれるルシア祭は年間で最も夜が長い日です。しかし逆にいうとこれからは昼が伸びていくわけですから、実はその日は明かりの象徴でもあるわけです。
街中はイルミネーションに飾られ、クリスマスムードを高めてくれます。家庭の庭や窓内に灯されたろうそくなどの明かりが雪に照り返され、厳かな雰囲気を醸し出します。

・日の出9時半、日没15時15分(冬至)。

1月 tammikuu
雪のフィンランド雪の降り始めには年により異なりますが、さすがに1月ともなると全国的に一面の雪。湖面や岸部近くの海面は全面凍結し、スキーやスケートを楽しむ姿を見ることができます。
気温は下がる一方なので、防寒対策は万全に。帽子、マフラー、手袋は必携です。これらがあれば寒さは意外と気になりません。むしろ問題は暗さでしょうか。日照時間の短さに加え、太陽を見ること自体が少ないのがつらいところ。

・日の出9時、日没15時半。

2月 helmikuu
厳冬期厳冬期。ほぼ毎日が雪で気温は年間を通じて最低になり、マイナス20度を下回ることも少なからず。ところが面白いもので、マイナス4~5度だと、「お、今日は暖かいな」と思えてきます。4~5日の旅行中でも、そうした変動を感じることもあるでしょう。
クリスマス前後に比べ、日照時間は3時間ほど伸びるので日の長さを実感でき、精神的に楽になります。しかし実際にはあと2か月、ひょっとすると3か月ほどは震えていなければなりません。

・日の出8時、日没17時。

    

 

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