バス、電車等での車内販売が終了した現在、公共交通機関のキップはキオスク(Kioski)か自動販売機で買うことになります。街中にいくらでもあるキオスクを利用するのが一番簡単ですが、自動販売機を使わざるを得ない場合もあるでしょうから、その手順を説明します。
自動販売機にはおおむね3種類があります。このほかにも一部の駅では旧タイプ残っていますが、ここでは写真中央の最新式マシンを紹介します。その他のタイプもこれの応用です。
~ステップ・バイ・ステップ~
本体中心部のアップ。バス、近郊列車、トラム、地下鉄、スオメンリンナ行フェリー等、ヘルシンキを中心としたすべてのチケットが買えます。写真の機械はクレカ、コインどちらでの支払いも可能ですが、カードのみの機械もあります。紙幣は使えません。
①タッチパネル
本体をさらにアップで。タッチパネルはフィンランド語、スウェーデン語、英語表記が随時変わりますが、とりあえず画面に触れると機械が動き出します。
②画面表示を変える
まずはフィンランド語の画面が表示されますので、一番下の「In
English」で英語表記に変えましょう。少しはわかりやすくなります。
③キップの種類を選ぶ
キップの種類を選ぶ画面。上段二つは無視。下三つでシングル、デイチケット、プリペイドカードへの補充を選べますが、ここではSingle
ticket(一回券)と示された部分に触れてみます。
④有効エリアを選ぶ
次に有効エリアを選びます。この写真は空港(Cエリア)付近で撮影したため、ABの選択肢がありませんが、ヘルシンキ観光にはABもしくはABCのいずれかで対応できます。
⑤枚数を指定
④で地域選定、Continue(続ける)に触れると、必要なキップ、大人・子供、それぞれの枚数を指定する画面になります。間違えても「+」「-」でやり直し可能。枚数確定後に、また右下のContinueで次画面へ。地域選択を間違えたりした場合、左下のPreviousで前画面に戻ることができます。
⑥支払い方法を選ぶ
⑤で確定したキップの値段が表示されます。一番上はクレジットカード、次がトラベルカード(Suicaのようなもの。旅行者には無関係)そして現金(コインのみ)から支払い方法を選びます。
⑦支払い
コイン払いなら左の投入口へ、クレカなら読み取り機に入れて暗証番号を押します。⑥でカード払いを選んだ場合、コインは使えません(投入口がふさがれる)。反対に、コイン払いを選んだ場合、クレカの読み取りは行なわれませんが、支払い方法を変えたい場合は「Previous」パネルで一画面戻り、指定しなおすこともできます。
⑧補足
この機械はコイン・クレカのどちらでも買えるタイプですが、カードしか使えない販売機のほうが主流。また、恐ろしいことに故障していることも珍しくないので、可能な限りキップはキオスクでの事前購入をお勧めします。 ただしその場合は発行手数料として1ユーロが加算されます。