素通りするのはもったいない
ヌークシオ国立公園で一番訪問者の多いハウッカランピに行く場合、帰り道もほとんどの場合がエスポー中央駅(Espoon keskus)を経由します。この間の経路は245番バスが直行していますが、途中下車して周辺を楽しんではどうでしょう。まさにローカルな味わいがあります。
イイッタラのアウトレットショップ
まず最初はイイッタラのアウトレットショップなどいかがでしょう。ヘルシンキのアラビア工場が閉鎖されてから、イイッタラ・アラビア等のアウトレット店は郊外に展開しており、その一つがヌークシオとエスポーを結ぶバス路線の途中にあります。停留所名はIkea Espoo。例のイケアが正面に見えるので簡単にわかるはず。ハウッカランピから20分くらい。バスを降りたら来た道を戻ります。200メートルほど先の右側。バス通りからはやや奥まっていますが、家電販売店など、いくつかの店が集まる建物なので見落とすことはないでしょう。
かつてのアラビア工場ほどではありませんが、期間限定セール、直営店割引、セカンドクラスなど掘り出し物もあります。ついでにイケアを覗いてみるのもいいかも。広大な売り場に展開するモデルルームは見るだけでも楽しいはず。簡単な食事もできます。
245番バスの運行は30分に一本くらいの頻度ですが、Ikea Espooからエスポー駅には5種類のバス(200、244、531、542)が出ていますので帰りは楽々。来たバスに乗ればOKです。番号によりルートが若干異なりますが、いずれも駅周辺に停まります。進行方向は間違えないように。
Iittala Outlet
Espoontie 25
https://www.iittala.com/fi/fi/home
エスポー大聖堂
やはりハウッカランピから245番バスが直行。エスポー駅の二つ手前のKirkkopuistoで降ります。ヌークシオに行くとき、駅から二つ目(行きの場合厳密には三つ目。一つ目と二つ目は数十メートルの距離)の停留所をチェックしておきましょう。ヌークシオからの帰り道なら、IKEAを越えて500メートルほどで大きな交差点を左折。四つ角から50メートルほどにわたって続くレンガ造りの学校が目印。その切れ間、交差点から100メートルほど先のバス停で降ります。
その後は進行方向にしたがって100メートルほど前進。教会は道路の右側奥にあります。草原のような公園のような空間に整備された道を2~3分たどると石造りの堂々とした建物が目に入ってきます。15世紀後半に竣工。首都圏で二番目に古い教会として知られており、内装は荘厳。手入れの行き届いた墓地、川をはさんだ庭園なども見ものです。フィンランドで500年を超す建築物はなかなか見る機会がないので、訪れる価値はあるでしょう。
エスポー駅へは再度バスを利用してもよいですが、歩いても10分程度のものです。
ショッピングモール
エスポー中央駅には二つのショッピングモールがあります。いずれも電車路線を越えた場所。ヌークシオ方面のバス停とは反対側です。駅の2階に上がり、構内を突っ切ります。駅に接続しているのがエスポーントリ(Espoon tori)。エスポー市場と言う意味で、K-supermarketや小売店、バー、ハンバーガーショップがあります。
これを抜けてさらにバス通りを越えた正面にあるのがエントレッセ(Entresse)。2008年オープンのショッピングセンター。S-marketをはじめ、H&M、ファーストフード店、レストランなど。新しいだけあって、お店も賑やか。また、3階の図書館はぜひ足を伸ばしていただきたい場所。広々とした開放的空間で、フィンランドにおける図書館の役割が感じ取れます。
プライベートハイキングに参加すれば、穴場レストランへのご案内を含め、効率的に回ることができます。