【コマドリの道】文字通りにお子様から高齢者まで楽しめるコース

ヌークシオで最も訪問者が多いコース

ヌークシオ国立公園には数多くのハイキングコースがあることは何度も繰り返していますが、最も訪問者が多いのがココ、コマドリの道(通称・赤コース)でしょう。

日本人に限らず、世界各国の観光客のほとんど、また地元・遠来から訪れるフィンランド人の多くもここを選びます。アプローチが比較的簡単、知名度が高い、カフェを備えたガイド小屋もある、といったことが理由でしょう。スケールは小さいものの、その反面、誰にでも楽しめるのが利点。それなりに変化に富んだ景観でもあるので、人気が高いのも納得です。

そんな人気コースの起点となるのがハウッカランピの駐車場です(写真下・左)。ここまでどうやって来るかは別ページを参照いただくとして、駐車場の右手に進んでいくとそこかしこの樹木に赤・青・黄の道しるべが打ち付けられています(写真下・右)。信号じゃないですよ。

駐車場から左回りに進むとより楽しいのですが、その場合、赤の道しるべしかありません。右回りは途中まで青・黄のコースと重複しているので3色そろっているわけです。
たいていのハイカー、団体ツアーなら100%が右回りに進みます。なぜなら駐車場の100mほど先にトイレがあるため。また、本コースのハイライトは駐車場から400mほど先の湖(トップ写真)なので、場合によってはそこまでの往復で切り上げるため。

一周するなら左右どちらから行ってもいいじゃないか、と思うかもしれませんが、実際には大きな違いがあります。なぜなら右回りだと「お楽しみ展望ポイント」、本日のメインイベントに10分で着いちゃうから。

一方、左回りで進むと森林浴、岩盤歩きを経て小さな湖で感動。その後、真打登場。クライマックスを迎えるという行程になるからです。この焚火場でコーヒーを沸かしたりソーセージを食べるのがだいご味なので、ハイキング開始の10分後じゃあ・・・やはり1時間ちょいは歩いてややお疲れ。じゃあ、ここらで休憩を、というのが正解でしょう。一服したあとは「かもめ食堂」のポスター撮影地点を訪れ、駐車場に戻るというのが定番です。

お手軽コースなので、ナイトハイキングにも最適。